金融庁から今年3月末時点での新NISAの利用状況が発表されました。口座数は、約2322万口座になっています。旧NISAであった2019年の口座数(一般NISAとつみたてNISAの合計)から約1000万口座増加し、加入できる18歳以上の人口の概ね4.5人に1人が利用していることになります。下記は年代別の加入者数ですが、20歳代から各年代で満遍なく利用されていることがわかります。

年代口座数割合(%)
総数2322万100
10歳代(18歳以上)13万0.6
20歳代257万11.1
30歳代407万17.5
40歳代448万19.3
50歳代437万18.9
60歳代342万14.7
70歳代273万11.8
80歳代以上142万6.1

 NISA全体の買付額は6兆1千億円です。株式にも投資が出来る成長枠は約5兆円の買付け額となっており、上場株式と投資信託がほぼ同じ額で全体の96%を占めています。

商品買付け額割合(%)
総額5兆1355億円100
上場株式2兆4861億円48.4%
投資信託2兆4660億円48.0%
ETF1464億円2.9%
REIT367億円0.7%

 つみたて枠の買付け額は約1兆円であり、その95%はインデックス型投資信託商品です。ネット情報を見るとインデックス型では、全世界株式、米国株式、先進国株式を対象とした商品の買付け額が多いようです。(※インデックス型とは、株式の指標(例えば日経平均株価など)の値動きに連動するように運用される投資信託)

商品買付け額割合(%)
総額1兆0435億9989万円100
インデックス型投資信託9387億8038万円95.2%
アクティブ型投資信託451億9467万円4.33%
ETF48億6382万円0.47%